「伏見稲荷界隈」
その起源は、奈良時代にまで遡るという伏見稲荷大社を中心に、参道のみやげもの屋や甘味処が賑わいをみせています。でも、時間もなくて、なかなかできないのが「お山めぐり」。登りきれば達成感と絶景が待っています。帰りには、参道で売られている名物・すずめ焼きに思い切って挑戦してみてください!
ランプ小屋(JR稲荷駅)
千本鳥居(伏見稲荷大社)
四ッ辻(伏見稲荷大社)
薬力の滝(伏見稲荷大社)
伏見稲荷参道
ぬりこべ地蔵
JR稲荷駅を降り立ち右手に数歩行くと、レンガ造りの小屋が見えます。明治13年の完成から大正10年の廃止まで、膳所から京都を結んでいた旧東海道本線。
ランプ小屋
は旧東海道本線の建物で唯一残ったもので、同時に国鉄最古の建物です。中には、当時使用されていた石油ランプなどが展示されています。どことなくノスタルジーに浸れる世界、マニアじゃなくても見学したくなります。
JR稲荷駅も、伏見稲荷大社に合わせて朱塗り風になっています
ランプ小屋の見学は、事前に予約が必要なのだそうです
奈良時代、稲荷大明神が稲荷山の三ヶ峯に鎮座したことが起源の伏見稲荷大社。ここに立つ朱塗りの奉納鳥居、特に
千本鳥居
は有名です。信仰の象徴として奥社参道に鳥居を奉納する習慣は、江戸時代にすでにあったそう。この千本鳥居を歩いていると、まるで別世界へと案内されているようで、わくわくします。奥社で祈願して終了なんてもったいない。ここから「お山めぐり」がはじまるのです。
大鳥居の先にある鮮やかな楼門。この奥に千本鳥居があります
鳥居や社殿に使われる明るい朱を、「稲荷塗り」と呼ぶそうです
四ッ辻(伏見稲荷大社)
東山三十六峰の最南端に位置する稲荷山。その山頂までに点在する祠や塚を巡拝することを「お山めぐり」といいます。千本鳥居からゆっくり歩きで約1時間、絶景に出合える場所は四ッ辻です。京都タワーから桃山城までを見渡せる眺望は、登った人にしか味わえないすがすがしさ! 一ノ峯に行く前に、茶店の床机に腰掛けて、ゆっくり目に焼き付けて。記念撮影をしている人もいました。
視界良好、空気も澄んでいて思い切り深呼吸しました!
茶店で冷たいグリーンティーを注文。火照った体に効きます
薬力の滝(伏見稲荷大社)
四ッ辻から、山頂の一ノ峯まで登りきってお参り完了。四ッ辻まで戻る途中にある薬力社の薬力の滝は見逃せません。ここは稲荷山の一番奥にある行場で、万病平癒のご利益があるそうです。全国から深い信仰が寄せられ、寒空の下でも滝行をする人がいるとか。確かに丈夫になりそうだ。そんなことを思いながら一礼、ちょっと失礼して、汗で濡れたタオルを冷やさせてもらいました。
涼しい木陰の中を歩くとはいえ、次第に涼が恋しくなります
水が恋しくなったちょうどその時、薬力の滝が! 生き返りました
心地よい達成感とともに「お山めぐり」を終了。伏見稲荷の
参道
では、そんな旅人を癒してくれる甘味処やみやげもの屋が目白押し。中でも、名物のすずめ焼きやうずら焼きは、一度は食べてみたいところ。すずめ焼きは思ったより淡白な味でした。おみやげには、キツネの顔をかたどった白味噌風味のいなり煎餅を。お面サイズの大きいものから、手のひらに収まるサイズまでありますよ。
店が軒を連ねて賑わう参道は、楼門の左手に折れる道から
すずめ焼きやうずら焼きが、店頭に並んでいます
参道でひと休みした後は、来た道を戻って、楼門の右手側から伏見稲荷を出ます。数分歩いた場所にあるのが、ちょっと聞き慣れない名前の
ぬりこべ地蔵
。ぬりこべとは、歯の痛みを封じ込めるという意味だそうで、虫歯予防デー(6月4日)には法要が行われるのだとか。歯科医院に通うのは大好きなのですが、虫歯にならないに越したことはないので、丁寧にお参りをしておきました。
お稲荷さんの森を抜けてすぐの場所に向かいます
京都には、変わったご利益を司る地蔵様がいらっしゃるものです
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