「アートな一乗寺界隈」
この界隈は芸大が近く、アートな雰囲気を感じる町。 叡山電鉄「一乗寺」駅からスタートし、地元の人が行き交う落着いた通りを歩けば気分はアーティスト。 まず、駅の西側のおしゃれな書店に立ち寄り、あとは東側に一直線。アートなカフェや古本屋に立ち寄りながら、 ゆっくり進めばすぐに美しい庭園で有名な詩仙堂にたどり着きます。おいしいスイーツや京つけもののお店もあり、 手軽に京都らしいアートを感じていただける町です。
恵文社一乗寺店
インキョカフェ
Anone cafe
萩書房
一乗寺中谷
下がり松
京つけもの児島
詩仙堂
京阪電車祇園四条駅から終点出町柳駅まで行き、そこから叡山電鉄に乗り換え、 3駅で一乗寺駅に到着。一乗寺駅から曼殊院道を西側に5分ほど歩くと、 すぐ左手に
恵文社一乗寺店
(けいぶんしゃいちじょうじてん)が見えます。 新書だけではなく、スタッフが厳選したユニークな本、オシャレな本、なつかしい本、 そして雑貨などが店内にテーマごとに並べられています。 また、併設したギャラリーでは定期的に作家さんの作品が紹介されており、 アート好きの人にはたまらない書店です。 レトロでおしゃれな店内に一度足を踏み入れると、不思議の国のアリスになったように、 時間が経つのも忘れてすてきな本や雑貨との出合いに没頭してしまいます。
かわいい看板が目印の、レトロで素敵な店構え。外に並んだ自転車もなんだかおしゃれ
あたたかい日差しが差し込む店内には、書籍だけではなくおしゃれな雑貨もたくさんあります
絵本など、思わず「かわいい!」と心惹かれるアイテムが、素敵なインテリアの中に溶け込んでいます
インキョカフェ
恵文社を出て、曼殊院道を駅の方に戻ります。踏切を渡って、 しばらくまっすぐ進むと5分ほどで「インキョカフェ」が見えてきます。 店の全体がなんだかアート。外の壁に描かれた絵がとってもおしゃれ!そして、中に入ると またまた、かわいい花柄のソファーが置いてあったり、オンナゴコロをくすぐります。 男性も好きそうなシックな感じもあり、知る人ぞ知る隠れ家のようでもあります。 この日はジャズがかかっていて、とってもいい雰囲気に。いつもジャズというわけでは ないそうですが、その日の雰囲気に合わせて曲をセレクトされているのだとか。
カウンターにはバーもあり、夜はショットバーになるというのもまた素敵。 ゆっくりしたいな、というときにぜひお立ち寄りください。お昼は週替わりランチもいただけます。
ユニークなイラストが目印。茶色に白字の落着いた看板
落着いた雰囲気の店内には、くつろげるソファーも
夜はショットバーになるというカウンター
Anone Cafe
インキョカフェをでてさらにまっすぐ進むと、今度は左手に「Anone Cafe」(アノネカフェ)が見えてきます。 エントランスをくぐるとかわいい素敵な空間が広がります。 落着いた木の床がやさしい雰囲気のする店内の壁際には作家ものの手作りアクセサリーが 多数並べられています。珍しい形のイヤリング、ピアス、ブローチ、オブジェなど、他にはなかなか なさそうな商品ばかりです。値段も手ごろで、「全部ほしい!」と思わずにいられませんでした!
アクセサリーだけではなく、もちろんカフェも充実しています。看板メニューは手作りチーズケーキ。 他にも紅茶がこだわりのセレクトで数種類あります。 何度も通いつめてしまいそうな素敵なカフェでした。
白い壁に木の窓枠がやさしい感じがする外観。赤字の店名がかわいい
落着いた店内には作家ものの作品がずらり
入ってすぐのエントランスではかわいいインテリアがお出迎え
萩書房
Anone Cafeをでてさらにまっすぐ進むと、古本屋「萩書房」が見えてきます。 古本屋さんらしい渋い佇まいですが、入ってみるととそこはおもちゃ箱のような楽しい空間。 古本といっても、難しい本ばかりではありません!古い雑誌や児童書に時間を忘れて没頭してしました。 オーナーにお話を伺うと、芸大が近いこともあり、アート系の書籍や雑誌が多いとのこと。 もともとオーナー自身で集められていたことがきっかけということで、「こういうのありませんか?」と 聞いてみると、「これも、これも」とたくさんの本を見つけてくださいました。 今回はアート企画なので、アートを感じる雑誌を中心に見せていただきました。 表紙ももちろん面白いんですが、中身がまた面白い!現代の流行からはかけ離れたファッションや 当時のブーム、どのページも思わずじっくり読んでしまいました。長い時代を経てきた貴重な雑誌ばかりですが、 お値段も、500円(アサヒカメラ1939年版)とかなりお手ごろ。一人でゆっくり、友達とワイワイ、どっちでも 楽しめるスポットでした。
渋い入り口
古本が大好きな気さくなオーナーはいつもたくさんの本に囲まれています
本の山
昭和版メンズノンノ?!「男子専科」という雑誌の1951年発売のもの。中身はファッション記事で、時代が感じられてかなりおもしろい
あの有名な「宝島」の創刊号!もともとは「ワンダーランド」という名前だったのはご存知でしたか?右横は宝島という名前になってから小さくなった版
現在も発行されている「アサヒカメラ」の1939年版。現代版と並べて
写真の女性が時代を感じさせる「音楽の友」当時人気の雑誌だったそう
往年のハリウッドスターが表紙にズラリ。「映画の友」
かわいい表紙に惹かれた古いアメリカのファッション雑誌。書体やレイアウトもかわいい
萩書房を出てさらに東にまっすぐ進み、信号を渡るとすぐに 和洋菓子の
一乗寺中谷
(いちじょうじなかたに)に到着。 雑誌でも多く取り上げられている名店。 江戸時代からあった、粒あんと米の粉を練り竹の皮に流し蒸しあげた「でっち羊かん」が看板商品。 そして、もうひとつツボスタッフも楽しみにしていたのが、「中谷パフェ」。 中に入っているのは、豆乳プリン、でっち羊かん、お茶寒天、豆腐羊かん、白玉、バニラアイス、抹茶ジェラートと 盛りだくさん。上品な甘さで、ボリュームもあるので、女性に大人気というのもうなずける一品でした。 店内には他にも種類の豊富なケーキや和菓子が並べられており、たくさんのお客さんで賑わっていました。
昔ながらの店構え
中谷パフェを正面から。竹で包まれているのが「でっち羊かん」
後ろから
一乗寺中谷をでて東側すぐに見えるのが
下がり松
。 あまり目立たないところにありますが、ここは「一乗寺下がり松の決闘」の地として有名。 というのも、あの宮本武蔵が七十人ともいわれる吉岡一門と決闘した因縁の対決の舞台なのです。 「決闘」というとなんだか歴史を 感じてしまいますね。この日はお天気があまり良くありませんでしたが、お天気の良い日には青空と松の緑のコントラストが 美しいとのこと。
宮本武蔵ゆかりの八犬神社もすぐ近く
近くで見ると結構大きい
京つけもの児島
下がり松のすぐ向かい側にあるのは
京つけもの児島
。 雲母漬け(きららづけ)で有名な一乗寺界隈ですが、こちらのお店では、オリジナルの 「赤味の樹」が人気。浅漬けのきゅうりに、味を付けた生姜をはさみ、一枚一枚丁寧に漬け込んだしその大葉 で包み漬け上げたというだけあって、さっぱりとしていて一度食べたらくせになる味。 木造の店内は上品な京都の雰囲気が感じられます。その他にもたくさんの種類の漬物がきれいに並べられていました。 静かな店内は木造で、懐かしくてほっとします。
向かい側にある下がり松にしっくりくる落着いた外観
たくさんの漬物がきれいに並べられています
人気の「赤味の樹」
「京つけもの児島」を出ると、坂道がまっすぐ続いています。駅から一直線のこの道をしばらく登っていくと、
詩仙堂
が見えてきます。 竹林の中にひっそり佇む門がお出迎え。門を入るとがらっと別世界に来たようなすがすがしい気持ちになります。 隷書・漢詩の大家であり、また日本における煎茶(文人茶)の開祖でもある、石川丈山が59歳の時に造園した 美しい庭園です。まず、室内からの眺めを楽しみます。ししおどしのすがすがしい音が鳴り響き、 日本の文化の落ち着きや奥深さを感じました。
一度出て、今度は外から回り、庭園に入ります。石段や小さな川があり、ゆっくり周ると心が落着きます。 季節の花が咲く時期や、紅葉の時期の眺めはまた格別で、たくさんの人で賑わいます。
ひっそりと佇む別世界への入り口
赤いじゅうたんと整えられた庭の色のコントラストに思わずはっとさせられます
庭へまわる通り道もなんだか素敵
どこを撮っても絵になる
ししおどしに水がたまって…→
「コーン」と小気味のいい音が響きます
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